ベトナムのテト

文化

日本では1月1日が元旦ですが、ベトナムを含むアジアの多くの国々では旧暦の正月をお祝いします。みなさんはテト(旧正月)について詳しくご存知でしょうか。今回は気になるベトナムのお正月についてご紹介したいと思います。

旧暦(太陰太陽暦)の正月を祝う国はベトナムの他に韓国、中国、北朝鮮、モンゴル、インドネシア、マレーシア、シンガポール、ブルネイなどがあります。旧正月の日付は毎年変わることが特徴で、2020年のテトは、1月24日「ベトナムの新年大晦日」、1月25日「ベトナムの新年元旦」にあたります。祝日期間は、1月23日~29日までです。テトの始めの3日間はそれぞれが別の意味を持って、1日目はお父さんへテト、2日目はお母さんへのテト、3日目は恩師へのテトという意味であります。

1日目 お父さんの親族の家を訪ね、おじいさん・おばあさんに孫たちと長生きできますようにと祈ります。

2日目 同様にお母さんの親族を訪ねます。

3日目 先生のお宅を訪ねて、先生の健康を祈ります。

ベトナムのテトは様々な伝統的習慣がありますが、その中でも、『ソン・ダト』は大切な習慣です。”ソン”は入り込むという意味で、”ダト”は土という意味があります。年が明けて最初の訪問者が家族の1年の運を決めると信じられています。世帯主の干支と相性のいい干支の相手や、いい子や賢い近所の子供を呼んでくることもあります。家を訪問すると子供はお年玉がもらえます。日本と同じですね。

梅の木、桃の木、みかんの木はテトの象徴的な木であり、それらを家に飾るのが一般的です。ベトナム北部では桃の花を、南部では梅の花を魔除けとして飾ります。ほかにも子孫繁栄を願い、子宝の象徴である鈴なりの金柑の木も飾られます。金柑の黄色がお金に似ているからというのも理由の一つです。

ベトナムのテトについてご理解いただけましたでしょうか。日本のお正月同様に、ベトナム人にとってテトはとても重要なイベントなのです。